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ペッパーフードサービス(3053)後編

ペッパーフードサービスの分析の続きです。

前編はこちら↓↓
ペッパーフードサービス(3053)前編


さて前編での私の仮説は、いきなりステーキのショッピングモールでの売上が既存店売上の向上に大いに寄与しているとのものでしたが、それを裏付ける記事がありましたので掲載します。

東洋経済ONLINEーペッパーフードサービス


愛知のショッピングモールでは月間売上3000万円!

これはいきなりステーキ店舗数が一桁で都心で行列が絶えない時期と同額の売上になります。すごいの一言です…。


ただこの記事に気になる点がありますね。値下げによる客数アップではないかということです。

いきなりステーキはこれまでに何度か価格変更をしています。


2016年3月【値上げ】

2016年10月【値下げ】


2017年3月【値上げ】


確かに2016年10月の値下げで客数がアップしており、それが11月以降の既存店売上の向上に繋がっていて、今期3月の値上げはそれをまた減少させるネガティブなものであるという視点も当然あると思います。

これについては正直結論が出ませんでした。


ただし、お客さんとしては値上げで足が遠のくということもあると思いますが、投資家目線で言うと為替などの原価費向上を弾力的に価格転嫁する(できる)ということは非常にポジティブであると思います。


高級ステーキを安価に食べられるが売りではありますが、激安価格での商売ではなく、また、強豪とのデスマーチの末での価格変更ではないので、3月以降の既存店売上がポジティブなものだった場合には逆に非常に強みになると考えられます。


3月の以降の月次は要注目です




とは言いつつも、私はショッピングモールでの既存店売上が反映されてくる今期の月次に関しては楽観視していて(前期が悪すぎる)、それは経営陣も同じようで今期のいきなりステーキの既存店売上予想は92.8%となっています。



・・・えっ?



2017年度月次売上高


既存店売上は予想比で28%も超過しているんですね。(118.6 / 92.8)


既存店が好調(前期比120)であった場合、


売上
2016年通期 14,105,911 × 1.2 = 16,927,093
2017年新店 14,105,911 − 716,992 = 13,389,219
18,189,763 – 13,389,219 = 4,800,544

合計 16,297,093 + 4,800,544 = 21,097,637(計画比16%↑)


原価費の向上はあれど、販管費率が下げるので既存店舗の改善は利益率の向上が見込まれるのが普通です。
いきなりステーキの営業利益率は大体6%ですので、上記の売上が達成されれば少なく見積もっても7%〜8%は期待できると思います。ここでは間をとって7.5%とします。


21,097,637 / 利益率7.5% = 1,265,858(計画比19%↑)


さらにNYのいきなりステーキ子会社が好調であればさらに新店分として上乗せされる可能性があり(連結決算は数店舗分のみ加算されている)のでさらに期待ができます。


いきなりステーキ NY出店の軌跡


一ノ瀬社長の夢であるNYでのいきなりステーキ出店の際に今期10店舗の出店、さらには将来的にNASDAQ上場も視野に入れているといいます。いやー夢が大きいですね笑!是非実現して欲しいです!

また、ペッパーランチも好調であるのも大きいです。通気の予想数字以上に推移しているのは心強いですね。






では、まとめます。

ポジティブ
・ショッピングモールでの好調による既存店売上向上
・NY出店と今後の海外進出
・価格改定による原価の調整


ネガティブ
・値上げで客数減の恐れ
・円安で原価率上昇



先ほど計算したいきなりステーキを考慮したペッパーフードサービスの今期売上・利益は

売上 30,081,201千円(+34.6%)
利益 1,363,387千円(+40.0%)
純利 790,764千円(+38.1%)
EPS 80.20

となります。


この記事を書いている2017年3月3日の株価が1646円(この一週間でずいぶん上がってしまった)ですので今期PER=20.52となります。


成長率25ー30%を期待できる外食株はそう多くはなく、現時点PERも20倍とPEGレシオでも1倍を切っており、まずまず安い株価と考えられます。

(また今期の新店売上も少なく見積もってもいるので新店のショッピングモールでの売上を想像するとミニマムでEPS80と考えています。実際はPER10倍台後半かと。)


目標株価はPER30倍の2406円、完全売却はPER40倍の3208円に設定します。



成長余地は、都内型外食というコンセプトを打破し、ショッピングモール(数百店舗)及びアウトレットモール(40店舗弱)、全国のサービスエリア(200箇所弱)に順次展開できる業態に進化しました。


皮肉にも、いきなりステーキの進化は、コンセプトである「立食い」からの脱却であったというのは非常に面白いものだなと考えています。


長くなりましたが、お読みいただき有難うございます。

くれぐれも投資はご自身の判断及び自己責任でお願いします。

おわり
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コメント

ペッパーフード逆指値に引っかかり上昇して行く様を眺めている弱小投資家です。

とても参考になる記事をありがとうございます。

個人的に注目している銘柄

セラク6199
日本動物高度医療6039

株初心者さん こんばんは

ありがとうございます。お名前と違くて逆指値なんて難しいことしてるんですね。私使ったことないですよ笑。

今後もよろしくお願いします。

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プロフィール

えじる

Author:えじる
こんにちは、えじると申します。
30代前半の兼業個人投資家です。投資歴6年
株式投資でお金持ちになります。
Twitterアカウント→@gunnnnnnners
よろしくお願いします。
日本株パフォーマンス
2013年3月〜 +25%
2014年+73%
2015年+10%
2016年+35%
2017年+130%
2018年+10%
2019年+130%